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家計に役立つ知識【食品ロス】について

世界に196ヶ国ある内、食糧危機に面している国は何ヶ国あるのだろうか。
何と34ヶ国!その内、アフリカが27ヶ国 アジアで7ヶ国。
日本に生まれて、日本で育てばある程度の食事は摂れるのが現状です。
また、ヨーロッパやアメリカなどを先進国と言われる国で育てば食糧難になる事は、極めて少ない確率でしょう。
しかしながら、世界ではおよそ約77億人が生活していますが、2018年時点で9人に1人である約8億2100万人が飢えに苦しんでいます。
簡単に言えば野球チームを作ったにも関わらず1名が餓死に飢えて試合所じゃないって事です。
日本だけで見れば餓死で苦しむ人は中々見かけないですが、世界全体で見渡すと恐ろしい数字です。

【目次】

そもそも食品ロスって良く聞くけど何?

正確には本来食べられるのに捨ててしまう食べ物の事。

そこで、世界はともかく我々が住む、この日本での食品ロスに関するデータを見て、食品ロスに対し小さな1歩を踏みだしてみましょう。

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データ

恐ろしい事に、日本人は毎日お茶碗1杯分を口も付けずゴミ箱に捨てる計算になり、年間にすると約48㎏ 女性1人分くらいの食糧を捨てている計算です。
(*因みに余談ですが、アメリカは安全に食べれる食糧を全体の40%を捨てています。)
しかしながら面白い事に、1年間で消費する量は54㎏。
消費する量と廃棄する量がほとんど同じ量なのです。
つまりですよ、定食屋でとんかつ定食を2つ頼んで、トレーが2つ来たら1つは手前に置いて、もう1つは口も付けずいきなりトレーをいきなりひっくり返して店員さんがビックリ!しかし自分で掃除する。
みたいな感じな事をやっているというイメージです。(分かりにくいわ!!)



データにもあるように、年間で612万tもの食糧が捨てられていますが、大型トラックが毎日1680台

廃棄の比率

【事業系】
 328万t
 内訳:外食産業 39%(127万t)
    食品製造 37%(121万t)


【家庭系】
 284万t
 内訳:食べ残し 38.58%(112万t)
    皮むきなど過剰除去 30.9%(90万t)
    賞味期限切れ 30.6%(89万t)

外食産業の中でも提供される食品のうち食べ残しの割合が高い方から順に、宿泊施設(14.8パーセント)、結婚披露宴(13.7パーセント)、一般の宴会(10.7パーセント)、食堂・レストラン(3.2パーセント)などとなっている。
食品加工業や小売業における食品ロスのおもな原因は、規格変更に伴う商品の撤去や返品、在庫過剰や期限切れ、印刷ミスなどの規格外品である。
「家庭系」ロスは、過剰除去による食品ロス率が2.0パーセント、食べ残しが1.0パーセント、直接廃棄が0.6パーセントとなっており、過剰除去の中では果実や野菜、魚介類に対する除去が大きいと言われています。

我々が住む日本だけでも年間162万tもの食糧を捨てていながら、世界へ食糧援助は390万tにものぼります。
390万tと言われてもピンとこないですよね。
2019年に日本で収穫された米の量が776.4万tですので、約半分近い量が世界へと渡っていることになります。
日本って作って食べて捨てて送ってと、これじゃ日本の農家や漁業は儲かりませんね。
一刻も早く国として何とか…また国任せですか。。。
そんな国も苦肉の策で環境省
・2020年10月、飲食店で食べ残した料理の持ち帰りを促す取り組みを「mottECO」(モッテコ)命名した。
日本での食品ロスは年600万トン以上と推測され、10月を削減月間と位置付けている。
・食品ロスを減らしていくためには、それを飼料や肥料、バイオマスエネルギーなどとして再利用する営みも重要である。
また、消費者側の意識改善や食品のムダをできるだけ少なくする調理方法の研究や周知活動もまた大切であります。

諸外国の取り組み

そこで先進国であるヨーロッパの施策は一体どの様にして対策しているのか・・・?

【フランス】
法律によってスーパーマーケットが売れ残り食品を廃棄することが禁止されており、この取り組みは世界的にも評価されている。
一般家庭で出る生ごみについては、各家庭でニワトリを飼い、野菜の皮などの生ごみを餌として再利用するプロジェクトが進んでいる。
このプロジェクトの参加者には採卵鶏が提供されるので、新鮮な鶏卵を毎日手に入れることができる。

【スペイン】
相互扶助の精神に基づき、地域のボランティア団体が屋外に「連帯冷蔵庫」を設置し、近隣住民やレストランが食べ残しや賞味期限切れ間近の食品を提供する仕組みがある。
貧困者への食糧援助とともに食品ロスの解消を目的としており、冷蔵庫の中身のチェックもボランティアが行っている。

まだまだありますが、この様にヨーロッパ諸国は食品ロスに付いてしっかりと対策を立てています。
日本も、国が動く前に個人が、1人が、少ない力を結集させる事が必要でしょう。
そんなの関係ねぇ!と連呼するのは今の時代ナンセンスですよ。
貴方のその1歩が、きっと大きな1歩となる事は間違いなく。
後世にとって幸せな日本となる様、今から始めて行きましょう。

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